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■引っ越し
ゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』をモチーフにした作品。珍しく、ドラゴンクエストシリーズのコミックの中でゲーム(原作)の一部のみを漫画化したものである。海外においても、韓国語・中国語版が出版されている。 この漫画のストーリーは、ゲームの『ドラゴンクエストV』で、英語研修 と妻(=王妃)が石像にされてしまっている間の8年間という、ゲーム内では詳しく語られなかった部分に相当している。 グランバニア国の王子・王女であり双子であるテンとソラが、6年前に行方不明になった両親の行方の手がかりを得て、召し使いのサンチョや彼らの父親であるグランバニア王が仲間にしたモンスターたちとともに両親を探しに旅立つ。 本作の主人公。6歳。(ただし、作中で7歳になる。)グランバニアの王子であるが、その自覚はまったくなく、城の住人にイタズラを繰り返す腕白小僧。天空の剣(つるぎ)に選ばれた勇者であるが、そのことに関する自覚もあまりない、のんきな性格。感情の高まりによって度々勇者の力に覚醒し、窮地を凌いでいる。物語終盤で完全に力をコントロールするようになり、天空の剣も自在に操れるようになった。ちなみに、両親と再会して最初にして貰いたいことは「抱っこ」。 当人は無自覚ながら王族としてのカリスマを備えており、周囲の人々を惹き付け、人の心を開かせる魅力を持つ。一方で肝の据わった一面もあり、一度覚悟を決めたらどんな事であろうと最後まで貫き通す強い信念も持ち合わせている。そうした部分には幼いながら既に勇者としての風格が漂っており、カデシュを驚嘆させた。 ソラ テンの双子の妹。6歳。(上に同じ)テンとは正反対の性格で、グランバニア王女としての自覚を持った、しっかり者の女の子。魔法の才能に長けていて、パーティをサポートする。また、本来ゲーム中では使うことのできない呪文を使うことができる。物語の終盤に、石化の呪いを解くことが出来る「ストロスの杖」に選ばれる。 両親を探す旅に出る前日のパーティーでは、天空の剣に選ばれたテンに対し劣等感を抱き深く落ち込んでしまうが、樹から落ちたテンをルーラで助けたことにより再び自信を取り戻す。その後、デモンズタワーでアームライオンの圧倒的な強さを前に仲間が倒れ行く様を見たり、サウスディケで人身売買の商品として売り飛ばされそうになったり、シャクバにストロスの杖を手に入れるための人質として拉致されたりと、壮絶なる試練にさらされることになる。しかし、テンやカデシュの後押しにより、次第に勇気と強さを持つようになる。人質として捕らえられたときも、彼女の優しい人柄ゆえに理解あるスカルアロウの船員にもてなされた。 上記の2人の名前は、この漫画やゲームでもたびたび出てくる言葉である「天空」にかけてつけられている。 サンチョ 先代王パパスの時代からグランバニアに仕える召し使い。生まれたときから塩分 が行方不明だったテンとソラの親代わりのような存在。テンとソラを教え導き、また守り抜く事を誓っており、時には親のように叱ることもある、優しさと厳しさを兼ね備えた人物。また本人の気質として、子供の教育には特に厳しい面がある。スクルト・マヌーサなどの補助系の呪文が使える。 ゲーム中では城の横の小さな家で暮らしているが、この作中に限り場内で暮らしているような描写がされている。 ドリス 国王代行であり先代王の弟であるオジロンの娘。グランバニア王のいとこにあたる。つまり、テンとソラから見れば、いとこおばにあたる。原作(ゲーム)ではオジロンが王位に就いた期間があるので王女となるが、この作品ではオジロンは先代王の失踪から現国王の帰還まで王代であり国王にはなっていなかったので公女である。17歳。王族の女性と言う立場でありながら格闘技好きで、趣味は筋トレ。テンやソラにとっては姉のような存在で、冷凍食品 でもある。王宮での暮らしに退屈しており、テン達の旅に途中参加。当初はカデシュとはそりが合わなかったが、やがて彼の事を大切な仲間として、また一人の男性として意識していくようになる。そのためミニモンからは強烈にライバル視される。 このキャラクターは横浜 一戸建て でも登場しているが、「青髪」「格闘技好き」などの設定はこの漫画オリジナルのものである。また、ゲーム内での存在感の薄さゆえ、本作オリジナルのキャラクターと誤解されることが多い。 カデシュ 天空の勇者を求めてグランバニアを襲撃した青年。性格は無愛想且つ無口。自分の素性や行動の目的などは話そうとしない、謎多き魔法使い。物語を通して徐々にテン達と打ち解けていくようになり、ソラにとっては呪文の師のような存在となる。また端正な容姿やクールな雰囲気と相俟って、王宮の女官から非常に人気がある。幼い頃のトラウマにより、カナヅチ。 実はストロスという小国の王子であり、本名を「カデシュ=レアルド=ストロス6世」という。しかし、魔物の襲撃により国は壊滅、家族や民の大半が命を落とし、自身は奇跡的に助かるも胸に深い傷を負う。以来、魔物を激しく憎み、魔物を根絶やしにするために天空の勇者を求める。テンとソラの両親を石像から助けるための秘宝「ストロスの杖」の継承者であったが、彼は杖に選ばれず、ソラが選ばれたことにより、彼は杖を譲る。その後、エンプルたちの襲撃によってヤグナーと共に異世界に残る事になり、以後消息は知れない。事件前にドリスに自身のペンダントを託す。 なお、彼は本作オリジナルキャラクターのため、ゲーム版にその存在はないが、とても人気のあるキャラクター。マンション 横浜 のファンからはドリスとの仲を応援されていたが決着はついていない。 グランバニア王 テンとソラの父親。ゲーム版『ドラゴンクエストV』の主人公にあたる。 作中では呪いによって石像となっており所在も不明であったが、ふとした事から所在が判明、物語の最後にテンとソラに救出され親子の再会を果たす。 また、名前は作者の意向によって決められていない。作中の人物からは様々な三人称で呼ばれる。 ビアンカ テンとソラの母親。 作中では呪いによって石像となっており所在も不明であったが、テン、ソラとグランバニア王によって無事救出された。外伝ではドリスやミニモンなどと親交があった事が明らかにされている。また本編の後日談では、三人目の子供を出産していた(この三人目については久美沙織著の小説版エピローグにおけるビアンカの発言とリンクしているという説がある。ただし、本作と小説版とは子供達の名前が違う)。 テンとソラの父親が仲間にしたモンスターでとても頼れる仲間たち。 ゲレゲレ テンとソラの両親が幼い頃助けたキラーパンサー。首には幼い頃ビアンカに結んでもらったリボンが結ばれている。パーティの主戦力ともいえる存在。冒険の旅が終わった後、チロル、ボロンゴ、プックルと名づけられた子供が生まれる。 スラリン スライム。言葉は喋れず、「ピキー」などとしか言うことはできないが、呪文も扱える。体の弾力を活かしてテンのジャンプ力を上げることができる(ただし、出てきたのは第1巻のみ) ホイミン 一応喋っているらしいホイミスライム(台詞はすべて「温泉マーク」で表現されている)。理解できるのはミニモンが通訳してくれたとき。ゲーム版とは違い、極めて無表情。また周囲の人物は殆ど反応しないが、様々な場面で奇妙な行動に走っている。回復呪文のホイミが得意。作者は「お気に入り」と語っている。 ダニー 不思議な踊りを踊ることで相手の魔力を下げることができるダンスニードル。またサボテンモンスターなので体中トゲに覆われており、時には武器として有効に働く。 ドラきち スラリン同様「ピキー」などとしか言うことができないドラキー。身体を丸めることでボールに擬態する事も可能。呪文(ラリホーなど)も扱える。 コドラン ドラゴンキッズ。口から火炎を吐くことができるモンスター。テン・スラリンと一緒になってよくイタズラを仕掛けることが多いが、戦闘になるととても頼りになる。 ミニモン グランバニアに行く途中、テンとソラの父親に一目惚れしたミニデーモン。危険を察知してはすぐさまいなくなる。魔族故に唯一言葉を話せることのできる存在。そのため、他のモンスターの通訳もできる。昔、仲間にいじめられていたときビアンカに助けてもらったことがあり、それ以来ビアンカのことを「ビアンカ姐さん」と呼び、慕っている。かなりのミーハーで現在はカデシュにアタック中。カデシュと仲のいいドリスのことを恋敵と認識している。女性を見る目は男性と違って非常に厳しく、彼女が認めた女性はビアンカただ一人。 上記以外のグランバニアの登場人物について記す。 オジロン 先代王パパスの弟であり、ドリスの父親。テンとソラから見れば、大叔父にあたる。ドリスが王女らしくなれることを願っている。 ピピン グランバニアの兵士。ドリスを慕っている。 盗賊団「紫の蜂」グランバニア支部の女ボス。デモンズタワーにあったテンとソラの両親の石像を盗み、サウスディケのオークションで父親の像を売り払う。幼い男の子が大好きで、テンを一目見て気に入り、手に入れようと画策する。セクシーな外見とは裏腹に、かなりの剣の使い手で、荒くれる手下をサーベル一本で従えている。また、呪文(マホトーンなど)やムチを使うこともできる。手下が失敗したときは恐ろしい(?)罰を下す。 両親の石像のありかの手がかりを探すためにサウスディケに来たテンを捕獲するものの、テンがアジトに潜入したサンチョたちの脱獄に協力したため怒り、彼に蜂の塔での一対一の勝負を挑んだ。初めはテンのことを見くびっていたが、スキをつかれ一太刀を浴びせられたため逆上し一気にテンを畳み掛ける。しかし、彼の「両親に会いたい」という強い思いによりライデインが放たれ、塔が崩壊。塔の上から落とされた時、敵であるテンとソラに助けられたことに心を打たれ、彼らに情報を提供する。