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ところが連載初期においてポップの弱さと情けなさは読者の反感を買い、担当編集にも「ポップを殺しましょうよ」と進言されてしまう。三条は慌ててポップの作品の中での重要性を説き、担当編集を必死に説得し、ポップをかばったというエピソードがある。なお当初は、先物取引
編においてメガンテによってポップが死亡、そのまま大魔王編に突入する予定であったが、作品が好評のためにストーリーが変更され、更なるエピソードが追加された旨が『JUMP COMICS PERFECT BOOK 1』に書かれている。
この作品では原作ドラゴンクエストのように人間と魔物の間に勧善懲悪な対立関係がしかれている訳ではない。読切のエピソード二編(『デルパ! イルイル!』と『ダイ爆発!!!』)は、どちらも温厚で純朴な魔物達を人間が脅かす構図であり、どちらも敵の黒幕は人間である。連載が始まって以降は原作のゲームと同じ路線に、すなわち主敵が「人間」から「魔物」に切り替わり、作品の当初の方向性が薄まったものの、場合によっては人間の味方になり得る魔物の存在が随所で描かれていく。
竜の騎士と人間との混血であり魔物「鬼面導士」であるブラスを養父とする勇者ダイを始め、ヒュンケル、バラン、ラーハルトなどのエピソードは人間が悪者のように描かれている。最終ボスの大魔王バーン自体非常に冷酷で残虐な性格ではあるが、同時に「強さ」という概念の上での異種族に対する被差別、人間側の正義に潜む危うさを示唆した発言もあり、このような正義と悪をめぐる構図も本作品の特色の一つである。また、人間は自分達の暮らす地上を守るため、魔族達は地下深くに追いやられた屈辱を晴らし、地上を消し去って魔界に太陽の光を呼び込む(バーンも太陽レベルのエネルギーを生み出すことは出来ない)ためなど、人間・魔族のどちらも確固たる理念の元に戦うという、現実社会における国レベルの戦争の縮図とも言えるテーマが取り入れられている。
[編集] 描かれなかった魔界編
物語は冒険開始時の目的である「魔王軍の壊滅および大魔王バーンの打倒」が最後まで貫かれ、テレマーケティング
されることで完結している。しかし、魔界の奥地に幽閉されている冥竜王ヴェルザーの存在、「破邪の洞窟」の最深部の存在、聖母竜マザードラゴンの語る「邪悪なる存在」、姿を消したダイの行方など、最後まで明らかにされなかった要素がある。これは、大魔王を倒した後に通称「魔界編」として物語が続く予定だった名残りであることが、『JUMP REMIX』版での三条に対するインタビューで明らかになった。
世界最南端に位置する島。魔王の魔力から解き放たれたモンスターの棲み処となっており、人々からは「怪物島」と恐れられている。ダイの育った場所であり、物語の出発点。
ラインリバー大陸
地上界南西部の大陸。
ロモス王国:武力は低いが、国民の団結心は強い。
ネイル村:ロモス王国近辺にある農村。マァムの故郷。
魔の森:侵入者を迷わせる森。百獣魔団のテリトリー。
ポルトスの町:ロモス北西に位置するデザイン会社
。ピラァ・オブ・バーンを投下され消滅した。
ソフィアの港:劇場版『起ちあがれ!!アバンの使徒』の舞台となった港。
ホルキア大陸
地上界の南東部を占める大陸。
パプニカ王国:世界有数の美しい町並みを誇る国。不死騎団によって滅ぼされたがダイ一行の活躍により魔王軍を駆逐して復興、後に王女レオナの呼びかけでサミットが開催された。
地底魔城:かつてのハドラーの居城。後に不死騎団のアジトとなった。
バルジ島:ホルキア大陸の北東部に浮かぶ島。中央部にパプニカ王国残党の拠点となったバルジの塔、大陸との間の海峡にはバルジの大渦(鳴門海峡の渦潮のように渦が発生している)が存在する。ピラァ・オブ・バーン投下地点のひとつ。
ベルナの森:パプニカ西部の森。劇場版『ぶちやぶれ!!新生6大将軍』において、最終決戦の舞台となった。原作においてもピラァ・オブ・バーンを投下され消滅した地域として、名前のみ登場した。
ギルドメイン大陸
地上界の中心に位置する最大の大陸。
中央部
ベンガーナ王国:世界最大の貿易大国。武力、経済力とも世界トップクラスで、世界で唯一デパートが存在する。
テラン王国:竜の神をあがめる小国。徹底した平和主義、自然主義の国であるが、そのために国民が約五十名にまで減少するなど国力は衰退していった。ナバラとメルルの故郷。
ランカークス村:ベンガーナ、テランからやや東方に位置する村。ポップの故郷。
アルゴ岬:ベンガーナ南端の岬。代々竜の騎士が体力の回復を行う「奇跡の泉」が存在する。
アルキード王国:かつてギルドメイン大陸南端の半島に存在した国。竜の騎士バランの怒りに触れ、半島ごと消滅した。
西部
カール王国:世界最強の騎士団を擁する国。超竜軍団の攻撃で壊滅した。アバンの故郷。
サババ:カール王国の北部に位置する漁港。死の大地への前線基地となったが、ハドラー親衛騎団により壊滅。
破邪の洞窟:数々の呪文が秘められた伝説の洞窟。『トルネコの大冒険』のダンジョンがモデル。なお、すぐ傍にはカール王国壊滅後にフローラ女王ら生き残りが最後の砦を建てている。
ロロイの谷:カール北部山脈地帯における唯一の平野。最終決戦の舞台となった。
東部
リンガイア王国:かつては城塞王国と呼ばれた国。超竜軍団によって壊滅し、後にピラァ・オブ・バーンまで投下された。バウスンとノヴァの故郷。
ギルドメイン山脈:鬼岩城が隠されていた山脈。
マルノーラ大陸
地上界北部を占める大陸。
オーザム王国:世界最北の国。カール王国にも劣らない騎士団をかかえていたが、フレイザード率いる氷炎魔団によって壊滅、復興の目処は立っていない(フレイザードによって住民の皆殺しが命じられ、その後オーザム出身という人物は登場していない)。その南にはピラァ・オブ・バーンが投下された。
死の大地
世界最北に位置する島。生物の気配が全く無く、貸会議室
さえも近寄らない不毛の大地。大魔宮バーンパレスが隠されていた。ハドラーの体内の黒の会議室
の爆発により消滅した。
地上界の地下深くに存在し、魔族と竜が支配する世界。地上界の太陽の光が届かず(魔力で作られた光源用の魔界の太陽は存在)、見渡す限りの不毛の大地が続く。
天界
神々と精霊の住まう世界。どこに存在するのかは明かされていない。
パプニカのナイフ(ダイ、レオナ)
パプニカ王家に伝わる三振りの短剣。堅い殻をもつ魔のサソリも斬ることができるかなりの業物。三振りのうち「太陽」のナイフをレオナがダイに贈ったが、バランとの戦いの中で「竜の騎士」の力に目覚めたダイの闘気に耐え切れず、消滅してしまう。その後もう一振りの「風」のナイフを贈られ、サブウエポンとして装備するが、最終決戦ではレオナに返却され、彼女が使用した。なお3本目の「海」のナイフは、今は亡きレオナの父であるパプニカ国王が持っていたため所在不明。
魔弾銃(まだんガン)(マァム)
アバン作の銃。輝聖石(アバンのしるし参照)の材料の一つで魔法力を溜め込む「聖石」で出来た弾丸に魔法を充填して発射する。攻撃魔法だけでなく回復・補助系魔法等も充填し離れた相手に効果を打ち込むことができ、その活用範囲は広い。フレイザード戦の際、氷漬けにされたレオナを救うために二発分の閃熱呪文(もともとギラが入っていたところに、ベギラマを追加した)を込めた弾丸を撃った結果、壊れてしまった。この銃の破損が、マァムが武道家を志すきっかけとなる。なお、この物語における銃や大砲は、従来の剣や魔法に代わる新兵器として期待されている武器として登場する。
真空の斧(クロコダイン)
真空系呪文の力を持った斧。真空の効果を上手く使えばメラゾーマも防げる。一度バラン戦で破壊されたが、命ともいえる魔玉が無事だったためバダックじいさんによりパプニカの金属を用いて修復されて名前が「帰ってきた真空の斧MARK-II」となる(ただし誰もそう呼ばなかった)。その後、バーン戦で再び破壊された。作中で真空の効果が使われたことは数えるほどしかなく、実質的に獣王会心撃・激烈掌がこれに変わる技となった。
鎧の魔剣(ヒュンケル、ダイ)
ロン・ベルク作の剣にして、刀身が消滅しない限り何度傷ついても再生する「不滅の武具」。刀身に比べてかなり大きい鞘は「鎧化(アムド)」の声に反応して装着者の全身を覆う鎧と化す。性質上鎧化した状態だと鞘がなくなるが、兜に装着する事によって刀身が鎖状になって持ち歩く事が出来る(この鎖状になった刀身を攻撃に使用した事もあった)。鎧の魔槍や魔甲拳に比べ、ほぼくまなく全身を覆うデザインであり、またほとんどの攻撃呪文が通用せずかつこの世で最も硬いオリハルコンの次に硬い材質で作られているため、魔法使い相手でも多大な戦闘力を発揮できる。ただし(金属という材質上)電撃系呪文、およびメドローアは例外。「凍える吹雪」のような息系の攻撃手段も防ぐが、マヌーサなど、直接攻撃系以外の呪文は防げず、顔などのわずかな隙間や、戦闘によって生じた穴からはそれ以外の氷炎系呪文なども受け付けてしまう。鎧の部分はラーハルトの超高速攻撃で破壊され、刀身は対バラン戦でダイに貸し与えた際、竜闘気を込めたダイの全力の一撃で消滅してしまい、再生不能になった。鎧の魔槍と比較して防御性で勝る反面、機動性で劣る。アバンの使徒として、クロコダインと共に闘志を新たにしたヒュンケルの元に飛んできたことから、この魔剣もまた「真の武具」である。